コロナ禍の中で、最近のテレビ番組はリモート中継が当たり前に使われています。また、その技術も手法も日々進歩しているように思います。私たちがリモート取材を取り入れたのは、10年ほど前でした。グローバル企業のグループ報と教材会社の会員報でした。どちらも海外での取材で、それまではディレクター、ライター、カメラマンにお客様企業の担当者など4-5人で出張していましたが、コストがかかりすぎるということで始めました。取材インタビューは日本からリモートで日本から実施し、後日エージェンシーを通してお願いした直近のカメラマンに、取材を元にカットを指示して撮影に行っていただくという方法でした。当時はZOOMもなく、SKYPEも使いにくく、NTTが提供していたテレビ会議システムを利用しました。ただ、難点は時差調整で、さすがに日米欧の3拠点を結んだ対談は、どこかが残業を強いられるため実現しませんでした。
その後、日本国内でも何度か利用していましたが、ZOOMなど最近のリモートツールを使えば、もっと縦横に利用できるのではないかと思います。(長老)