「編集制作会社」「編集プロダクション」といった会社には必ず、「編集者」がいます。もちろん私たちCCアークも同様です。
映画やドラマなどで編集者の仕事ぶりをご覧になったこともあるかもしれませんが、編集者の役割とは、具体的に何でしょうか。ある会社の社内報を私たちが制作しているとして、原稿は「ライター」が書きます。写真は「カメラマン」が撮ります。誌面のレイアウトは「デザイナー」が組みます。あれ……編集者は?
原稿執筆、写真撮影、レイアウト制作、いずれの現場にも実は編集者が介在し、編集者のディレクションのもと、全ての制作工程が動きます。企画提案からスケジュール管理、取材、撮影、執筆、デザイン、校正……と、文字通り、全てです。ライター、カメラマン、デザイナーといった職人たちのスタッフィングも、編集者の大切な仕事です。
制作会社に何らかの制作見積もりを依頼し、届いた書面に「編集費」という項目があれば、それはライターへの原稿料と同じく、編集者へのギャランティだとお考えください。そして、その金額は「私たちは編集の仕事で稼いでいるんだ」という制作会社の自信の裏返しでもあるのです。